橋本市民病院様

レセコン付属の原価計算からDPC対応システムに変更し、
分析データの精度向上と効率化の両立を実現



原価計算導入の経緯

 当院ではおよそ4年前にDPC病院へ移行しました。在院日数の短縮や病床稼働率の向上、DPCに対応したパスの適用など、経営効率化を進めてまいりました。
しかしながらDPC制度下においては従来の出来高方式とは異なり、包括される診療行為も多いため、DPC移行後の全体のコスト構造を診療部門も含めて共有することが重要な課題となっておりました。

 以前から原価計算システムを導入し、定期的に部門別原価計算を実施しておりましたが、DPCに対応していないシステムのため計算の精度に疑問を感じ、DPCに対応した疾病別原価計算システム導入を検討しました。


原価計算システム導入のポイント

 従来のDPCデータを使用しない原価計算では、部門別に各種の費用を患者数や面積割合で按分していたため、限られた按分設定では曖昧な計算結果となり、それらのデータを基にした分析には疑問がありました。
 エニアスのコストマネージャーではDPCデータを有効的に活用するため、診療傾向に合った計算結果を算出することができることや分析の為のデータ抽出も容易に行える点も、他社と比較して優れていました。
 また、他のシステムでは配賦基準が固定だったため、ベンチマークの意味が無く実用にはそぐわなかったり、逆に精度を求めるあまり職員への負担が大きく稼働まで長期間を要し高額だったものとがありましたので、検討の結果コストマネージャーを導入することになりました。
 さらに他のシステムでは、DPCデータのみが経営分析の対象となっている場合が多いのに対して、コストマネージャーでは自由診療データ等の個別データについても別ファイルで簡単に取込み可能となっていることも、全体原価計算から経営分析を行う点で優れていました。
 3社検討のなかで、これらDPC制度に完全対応しており、低価格でかつ短期間に実現できるシステムは他になく、同システムの導入を決定しました。

導入の効果

 原価計算で必要なデータの大半は既存のデータより準備可能なため、追加で準備する必要もなく、月次原価計算の結果が半日程度の作業負担で得られるようになりました。
原価計算に必要な各種マスタの設定や診療傾向に合わせた配賦基準設定は予めエニアスで行ってもらったため、導入後すぐに原価計算結果の算出と分析を始めることが出来ました。
 分析においても非常に簡易に行え、システム起動時に主だった経営指標をレポートベースから瞬時にグラフに展開できるため、今まで時間を要していた部門別損益による課題発見が非常に早く行えるようになっています。


今後の展望

 当初より行為別の原価計算に固執せず、まずは部門別原価計算から始めたことも短期間で結果を出せた要因だと思います。
 今後は、直近1カ年のデータを利用して部門別原価計算の分析を一通り終えた段階で、疾病別の原価計算へ進めていく予定です。
 こちらの方も、エニアスの協力が得られるので短期間で実現する見込みです。


病院情報

医療機関名

橋本市民病院

所在地

和歌山県橋本市小峰台二丁目8番地の1

病床数

300床

診療科

内科、呼吸器内科、循環器内科、小児科、外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、心療内科、リハビリテーション科、歯科口腔外科、病理診断科

URL

http://www.hashimoto-hsp.jp/